景観デザイン検討(高欄、親柱、照明)VR
■VRでの景観検討
橋梁の高欄や親柱、照明のデザインを地元住民を含めた委員会で検討する際にVRを用いた例です。景観検討とは少し大げさですが、橋を渡る人から高欄や親柱がどのように見えるかは、周辺の風景を踏まえたうえでデザインしなければなりません。また、橋梁が周辺、特に海上からどのように見えるかはVRでしか検証できません。そこで、橋梁から見える範囲をすべて入力したVRを制作しました。高欄や親柱等については細かなモデリングは行っていませんが、実施レベルで検討し、概略のデザインや海の見え方などが明確にわかるように作りました。そのせいか、様々な意見は出ましたが、最終的には一つの案でまとまりました。■VRだけの検討委員会
今回は3回の委員会でしたが、第2回の委員会で複数案をVRで提示してからは、検討の際の資料としてはほとんどVRだけしか使いませんでした。VRを中心として、質疑応答や、活発な議論が交わされました。様々な視点から見ることでいろいろな問題が出てきますが、イメージが明確になることでかえって決まりやすくなるようです。3回の検討会でデザインも決定しました。
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