VRは都市緑化に貢献する
■VRによるプレゼンで中庭に緑を取り入れた例
チンパンジーとあまり変わらない遺伝子を持つ人間は、本来は花や緑に囲まれた環境を好み、花や緑が嫌いな人はほとんどいないはずです。しかし、そこに落ち葉の清掃や草抜き、毛虫の害等が加わると緑も迷惑なものになってきます。実際に、様々な施設で維持管理のコストダウンが検討されており、緑もその対象になっています。この様な状況の中、今回は、ある公共建築の中庭のプレゼンを紹介します。当初は前提条件として中庭には高木は植えないということでした。維持管理や虫害を考慮してのことです。我々は中庭を含めた外構全体のプレゼンをVRで行いました。高木がある案とない案とを対比させて見ていただきました。結果はすんなりと高木を植えることに決定しました。
■この手法を使うと都市の緑はもっと増える
やはり、緑があるのとないのでは景観は全く変わったものになります。その対比を見せることができるのはVRの特徴です。私は常々、日本の混沌、殺伐とした都市景観に秩序や潤いを与えるのは緑しかないと思っています。そこで、どこかの町をモデルに、思い切り緑を入れると都市景観はこのように変わるのだというVRを作って公表したいと考えています。そのVRをみて少しでも多くの人が緑の重要さに気づいていただければ価値のあることです。「百聞は一見にしかず」がVRで実践できることを願っています。
●VRの良さは実際に動かしてみないとわかりません。是非体験してみてください。
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