マスコミとVR

■行政の変化ワークショップや社会実験等を通して、行政への市民参加が積極的に行われるようになってきました。また、アカウンタビリティ等のように市民に対する説明責任も明確になってきました。これにともない、行政の市民への対応も少しずつ変化してきたように感じます。従来は市民から積極的な意見を引き出すような姿勢はあまりみられませんでしたが、最近では、ワークショップのように、オープンな姿勢でより多くの意見が出るような会の進め方をされるようになってきました。資料についても全貌をよりわかりやすく説明するような姿勢に変わってきています。

■大きな反響を生んだVRのTV放映  宮崎市で中心市街地の街路整備のVRを制作する機会を得ました。そこでは街角カフェやフリーマーケット等の社会実験が行われており、それらの実施状況も含めて通り全体をVRに表現しました。制作したVRは検討委員会での数回の議論を経た後、マスコミを通してTV放映という形で一般市民に公表されました。市民の方からは大きな反響があったようで、計画に対して賛否両論、たくさんの意見が出てきたようです。従来であれば、考えられない手法です。これも計画内容が容易に理解できるVRがあってこそですが、市民の多くの意見を受け止め、最良の選択肢を検討するという市の姿勢は大いに評価できます。今後、各自治体がこのような方向に進むことを期待しています。

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