ワークショップでのVR活用事例

VRはデザインワークショップに最適のツールです

住民参加のワークショップを用いた公共空間の計画が様々なところで行われている。その対象として最も多いのが市民に身近な公園である。その趣旨は市民にもっと公園に愛着を持ってもらい、より多く利用してもらうとともに、公園の管理にも積極的に参加してもらう事がねらいである。実際に、ワークショップがうまくいっているところは後々の管理運営も市民参加で行われているケースが多い。このようなワークショップで最も重要なポイントは市民が公園づくりに夢を持ち、自分たちで計画、設計を行ったという達成感と自分たちの公園だという意識を持ってもらうことである。これがなければ管理運営まではつながらない。このプロセスの中で設計者は、計画が間違った方向に行かないように適切なアドバイスを提供したり、市民が適切なジャッジが行えるように様々な情報を提供する事が必要となる。また、常に設計者と市民とが完成のイメージを共有することが求められる。このようなプロセスの中でリアルタイムCGを利用する利点は以下のように整理できる。

●図面を読めない一般市民にとって最もわかりやすい情報となります。
●参加者全員がイメージを共有でき、最終ジャッジを容易にします。
●市民に計画づくりの達成感と満足感を与えます。
●移動、複写、拡大等の「SOLA」の編集機能でその場で変更できます。

我が社では平成15年頃から、すべてのワークショップにVRを利用している。その中で、参加者からは「自分たちの意見をまとめた案がビジュアルな3次元映像でできて感動した」と言う意見もよく聞く。今後数回にわたってワークショップでのVR活用事例を紹介する。


福岡市一本木公園ワークショップでの事例

VRを体験する

« 日本庭園 | メイン | ワークショップでの活用事例 その1 »

 
トラックバック