設計の打ち合わせに図面はいらなくなる。

■VRは座標管理でミリ単位まで正確です。

  我が社ではモデリングは3dsMAXで行っています。Autdesk社のAutcadとの相性は大変いいです。モデリングを行うほとんどの物件がCADで書かれているため、一旦3dsMAXに取り込み、トレースしながら高さのデータを入れていきます。その作業はほとんどが座標で管理されます。すなわち、建築、道路、橋などすべての構造物がミリ単位まで正しい形でできあがります。また、背景となる地形は国土地理院の50mメッシュの地形図を使いますが、これも公共座標で管理できます。結果的に、VRはミリ単位で正確な空間を再現することができるのです。

■VRだけでの打ち合わせが主流になる。

我が社は既に、設計協議の時からVRを主体にした打ち合わせを行っています。平面図表示機能を使い、まずは平面図から説明し、各ゾーンを鳥瞰で説明します。その後、地上に降りてアイレベルで細かな説明をします。これだけで終わる打ち合わせもあります。もし、VRに「文字の書き込み機能」があれば、事前にゾーニングや施設名称等の書き込みを行うことで説明ももっとスムーズにいくでしょう。さらに、「長さ表示」「標高表示」ができると、図面にフィードバックしてスケールを当てることも必要なく、VRだけでの打ち合わせが可能です。さらに、「オブジェ配置」「オブジェの拡大縮小」等の編集機能が付くと、その場で様々なパターンが検討でき、一回の打ち合わせでほぼデザインが決定します。VRの正確且つわかりやすい表現によって、これからの設計の打ち合わせに図面は必要なくなるでしょう。それを支えるのは、ミリ単位まで正確な信頼できるモデリングと編集機能を持ったVRソフトです。


●VRの良さは実際に動かしてみないとわかりません。是非体験してみてください。
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